ステロイド薬(合成糖質コルチコイド)
ステロイド薬は炎症を抑え、痛みを減らす働きは強いのですが、根本治療につながる薬ではありません。ステロイドを過剰に使うと副作用が生じます。
特に起こりやすいのが、骨粗鬆症です。その他、白内障、緑内障、糖尿病や高脂血症があり、重篤なものでは精神症状、胃・十二指腸潰瘍、感染症などがあります。また、副腎不全症はステロイド薬を急にやめると起こります。
そのため、ステロイド薬は、長時間使用する薬ではありませんし、むしろステロイド薬は使わない方向で治療をすべきです。しかしながら、日本ではステロイド薬は短期間の使用で効果が高いために、あまりに容易に使用されているのが現実です。
アメリカのリウマチ学会の1996年のガイドラインでは、次のように記載されています。
1. 全身症状を伴う激しい多発性関節炎が起きている時に、抗リウマチ薬が効果を発するまでの期間
2. 複数の抗リウマチ薬を使用してもこうかがない場合
3. 激痛で日常生活に支障のある時の緊急の鎮痛対策として、これらの事情があるときに限り短期間使用
* 日本骨代謝学会では、ステロイド薬を使用する場合には副作用として起こっているか骨粗鬆症を予防するアレンドロネート(商品名ボナロン、フォサマック)、またはリセドロネート(商品名アクトネル、ベネット)を一緒に使用することを推奨しています。
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